第4回城西血管疾患懇話会 2018.5.29
2018/5/29 19:30- ホテル椿山荘にて第4回城西血管疾患懇話会が行われました。
田辺整形外科医院 理事長 田辺秀樹先生が座長をされ
講演Ⅰでは日本大学医学部外科学系心臓血管外科学分野 助教 宇野澤聡先生より
「心臓血管外科手術の適応と限界について」
講演Ⅱでは日本大学医学部外科学系心臓血管外科学分野 准教授 前田英明先生より
「深部静脈血栓症治療におけるNOACの位置付け」
また、特別講演では弘前大学大学院医学研究科 胸部心臓血管外科学講座 教授 福田幾夫先生より
「静脈血栓症・肺塞栓症の集学的治療 薬物治療から外科治療まで」のご講演をいただきました。
最後に日本大学医学部外科学系心臓血管外科学分野 教授 田中正史先生よりクロージングリマークスが行われました。
講演Ⅰでは実際に急性大動脈解離の緊急手術を例に挙げ、外科的治療の限界を考えるとともにどうしたらより救命率を上げられるのかを考え、より一層精進していこうと感じました。講演Ⅱでは普段使用しているNOACをバックグラウンドを含め改めて見直すことができ、とても勉強になりました。特別講演では深部静脈血栓症・肺動脈血栓症の薬物治療から外科治療までわかりやすく解説してくださり、私自身、過去に内科的治療と外科的治療どちらを選択するか、難渋する症例に直面したこともあり、大変参考になりました。
また、懇話会後には意見交換会が開催され、参加された先生方より様々なお話をお聞きすることができました。今後もこのような会を通して親睦を深め、情報交換をしていきたいと思います。
記載:医局員 大貫佳樹