第1回SAKURA心臓血管外科研究会 2018.03.15
日本大学医学部リサーチセンターにて第1回SAKURA心臓血管外科研究会が開催されました。
当科より宇野澤 聡先生が
「心臓外科手術患者の術前の栄養状態の評価と転帰」
に関しての発表をされました。
GNRIという栄養評価の方法で予後を比較出来るといった最新の報告や、術前に栄養障害を認めることが術後の合併症のリスクファクターになっていたという当院のデータより、昨年より開始したエルカルチンを用いた臨床研究の報告がされました。
また自治医科大学附属さいたま医療センター 心臓血管外科 教授 山口 敦司先生をお招きしまして、
「弁膜症に対する外科的治療のup to date」
に関してのご講演がありました。
当院でまだ経験の少ないMICSに関してや僧帽弁形成術に関しての最新のトピックを踏まえた山口教授のテクニックに関してのご講演でした。
MICSになると術者と同じ視野を経験出来ますが、若手へ手術経験が少なくなってしまうというデメリットもあり当院で今後導入するにあたり参考になることがたくさんありました。
今後も当院ではこのような勉強会を開催し他大学との交流を行なっていきたいと考えております。
記載者:鈴木 馨斗