Hemodynamic Seminar 2017.11.28
11月28日、ステーションカンファレンス池袋にてHemodynamic Seminarが開催されました。
この会は、透析を専門としている開業医の先生方、コメディカルの方と一緒になり、心臓血管手術と透析との関係について議論をする場として開催されました。
まず、当科助教授である宇野澤聡先生から『心臓外科手術患者の術前の栄養状態の評価と転帰』と題して講演がありました。
当科での周術期の栄養管理に関してエルカルチンを用いて研究していることなどの発表があり、開業医の先生方と活発な議論が交わされました。
次に、当科主任教授である田中正史先生から『慢性腎不全合併に対する心臓血管外科手術の現状』という題で講演がありました。当科では、透析病院の先生方からの紹介が増加したことで以前よりも透析合併の心臓手術件数が増え、かつ良好な成績を維持していることを示すことができました。
今後、透析合併の心疾患はますます増加することが予想される中で、透析病院の先生方とは、さらに強い連携が必要になると思います。
今回の会はそのような意味では、とても有意義な会であり、今後も継続していきたいと思います。今回参加されなかった地域の開業医の先生方も、今後是非参加して頂けたらと思います。
記載:医局員 北島 史啓