心臓血管外科ロボット手術トレーニング
先日SNSでも投稿しましたが、当教室ではロボット心臓手術実施に向けての取り組みを順次行っています。
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他の外科領域同様に心臓血管外科手術においても手技の低侵襲化が進んでいます。症例選択及び適応に関しては議論が尽きない所ですが、患者さんに負担の少ない選択肢を模索していく事は当然の時代の流れと感じています。
院内でも泌尿器科や産婦人科での症例を中心として手術支援ロボットシステムDaVinciが導入されており、このシステムにはトレーニングを目的としたシュミレーションシステムが付随されています。シュミレーターでは基本操作法や術者の視覚と指先感覚との相互性等を確認する事が可能です。しかしながらシュミレーターでは感覚として捉えられない実機の操作感やアームの干渉などのピットフォールを別の機会として習得する必要があります。
そのため当教室では、実機での操作等を目的にDaVinciシステムIntuitive Surgical社の東京トレーニングセンターを先日訪問し、感染対策に十分な考慮をした上でトレーニングを行いました。院内導入されていない新機種での操作感、加工肉やみかんを使用した実機操作にてWetLabトレーニングに準じた体験を行う事ができました。
現在COVID19感染拡大の為、新規でのロボット心臓手術実施施設申請がストップしている状況ですが、患者さんに適切な手術選択肢を提供できるための準備を引き続き進めていきたいと思います。
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